【山口】第2回山口連区防災訓練の結果

山口

 令和4年11月6日(日)山口連区では「せと市民総ぐるみ防災訓練」の一環として、南海トラフ大地震を想定した第2回山口連区防災訓練を実施した。

 午前8時訓練発災 第1部訓練として「おうち避難訓練」、「安否確認訓練」、「町内情報収集訓練」および防火防災委員による「火災警戒活動訓練」を行った。

 ※今年度は5月15日(日)午後5時から安否確認訓練のみ実施しており、今回の訓練は第2回となる。

 ※火災警戒活動訓練は、各町内の防火防災委員が町内を確認して、異状の有無をSMSで地域災害対策本部へ伝える訓練を実施した。

 連区民への訓練告知は早朝午前7時から消防団山口分団車と青パトで地域内を巡回して広報を実施した。

 また、訓練地震発生直後から山口連区自治会役員と防災シニア(防災リーダーの上級の位置付け)が山口北憩いの家に集結し、8時10分山口連区地域災害対策本部を設置した。ここに各町内の安否情報が集められ、PC入力して集計される。

 8時30分 防災リーダーは自分の住む町内区域の安否確認訓練に参加した後に災害対策本部に集まり、第2部訓練の「避難所開設運営訓練」のために、使用資機材をトラックに積載し、幡山東小学校グラウンドに出向する。

 9時00分 幡山東小学校グラウンドでは、防災リーダー・シニアすべてが役割表示された赤ビブスを着用し、整列して山口連区防災協議会原会長の訓示を受けた。

 応援に駆け付けた地域力協議会(山口公民館委員、山口地域まちづくり協議会委員、山口地区社協委員、幡山東小学校PTA役員および山口連区保健推進委員)全員がスタッフビブスを着装した。また地域力協議会各団体それぞれに防災リーダー1名ずつ同行させて訓練指導した。

 9:10 設営訓練が開始され、受付テントや簡易トイレ、避難者の受け入れができるところまで設営作業を行った。

 今回の山口連区防災訓練の初めての取り組みとしたのは、体育館内のレイアウト(ゾーニングと居住区画割り)であった。体育館のレイアウト作業は、避難者受け入れの際に混乱を避けるため、事前に実施しなければならない。

 居住区画割りは、体育館床に一辺が2mの正方形を15マス、マスキングテープを用いて描くことであるが、区画割り担当2チーム(1チーム5人)は、検尺ロープを使って、迅速に次々と正確に描いた。(訓練のたまもの)

 設備担当8人は瀬戸市の支援員の指導で、ワンタッチパーテーション10器を設置した。

 9時40分 受付準備体制が整った段階で、設営したスタッフは避難者役として、屋外受付にて体温スクリーニングを受けて屋内受付へ進んだ。

 事前に4人の方に配役とした「新型コロナウィルス濃厚接触者」と申告した避難者は、感染防護衣・フェイスシールドを着装した担当者の案内により、専用入口から「濃厚接触者用パーテーション居住区画」に収容した。

 10時10分 すべての避難者役が収容した段階で、山田辰巳自治会長と防災協原会長からの挨拶の後、山口連区専属防災士による施設概要と持参避難袋の披露・指導を実施した。

 ※ここまでで書き洩らしていましたが、今回の山口連区防災訓練の強化ポイントとして、家庭内備蓄の推進避難袋の準備を掲げており、今回の訓練参加者すべてに避難袋を持参していただくよう要請していました。

 10時30分 最後に消防団山口分団長 山田賢一郎さんの訓練講評を受け、その後に全員で資機材を撤収し、10時55分に解散した。

 今回実施した訓練は、防災リーダーのそれぞれ行う任務を明確にしつつ、打合せを綿密に行った結果、これまで実施していた訓練よりも格段にスムーズに実施できた。予期せぬトラブルも発生したが、それぞれの範囲で臨機応変に補うことが出来たことは収穫とするが、反省すべきところは十分検討して、次のステップに移る必要がある。

 ※ここに掲載した写真は、すべて山口連区防災協議会LINEグループの登録者から現場情報収集画像送信訓練として、リアルタイムで共有された写真を使用している。

 第1部訓練の「安否確認訓練」の結果は安否札掲出1,415世帯(掲出確率54.0%)、未掲出世帯の声掛け確認で安否確認されたのは、628世帯であったことから、山口連区自治会加入世帯の安否確認率は77.9%と算出された。(自治会届出世帯数2,622世帯)

 最後に第1部訓練に参加いただいた山口連区全町内の皆さんと町内会役員の皆さん、第2部訓練に参加いただいた山口も~やっこ地域力協議会の皆さん、裏方で市対策本部と連絡を取り合って頂いた瀬戸市避難所支援員お二人、この訓練すべてにおいてご協力いただいた自治会役員の皆さん、そして準備段階から研修会、個別訓練まで参加いただき、訓練任務を遂行された防災リーダー、防災シニアの皆さんに感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

長文陳謝

 

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